今日15時頃、韓国インターネットポータルサイトの実時間イシューランキング1位は
「合憲」という言葉だった。
"一体何が合憲だというのだろう?"と、知りたくなり、記事を読んでみると、
今年2月女優のオク・ソリ氏が請求した姦通罪の違憲法律審判の結果が「合憲」
だということだった。
↓オク・ソリ氏
オク・ソリ氏らは、「姦通罪は、憲法上保障された個人の性的自己決定権を侵害
した違憲的条項」だと主張したが、憲法裁判所の全員裁判部は、「姦通罪に関する
条項は、家族生活の礎石である婚姻関係を保護し、社会秩序を維持するための
もので、その正当性が認められる」と述べた。
韓国で姦通罪に対する違憲法律審判は今回が初めてではない。この前の審判では、
"姦通罪は違憲"だと判断した裁判官が1~2に過ぎなかったが、今回は4人にのぼ
ることが注目されるところだ。僕の考えでは、4~5年後、再び違憲法律審判を請求
したら、おそらく「姦通罪は違憲」という判断が下されるのではないかと思っている。
世界的に姦通罪を廃止している傾向から見ても、そう長くはないと思う。
面白いことに、韓国では姦通罪が悪用される場合もある。結婚して愛情が冷め、
離婚したくなった場合、配偶者がどうしても離婚に同意してくれない時に、姦通罪を
犯してしまう。犯罪が成立すると100%離婚できるからだ。
姦通罪が廃止された日本と姦通罪がまだ廃止されていない韓国とを比べてみても、
姦通罪の有無とは関係なく、浮気をするものは浮気をする。なぜなら、人間は
社会的"動物"であるからだ。